チャットモンチー初の武道馆公演2DAYS、题して「すごい2日间 in 武道馆」の2日目。その名の通り本当にすごいライヴだった! 昨年11月に开始した「生命力みなぎりTOUR」初日のZEPP TOKYOでこの武道馆公演が発表された时から、わくわくと高まり続けた期待感を真正面から诚実に受け止めつつも、バンドの本质を际立たせたとても意味深いステージだった。
开演时刻を10分弱过ぎた顷ステージにライトが照らされ、そろそろ登场か?と思いきや、なんとアリーナ席の后方の客席通路をぬって3人が登场! 一段高くなった坛上でポーズを决め、拍手と歓声を浴びながら再び客席を通ってステージへ――。リングに挑む格闘技选手のような后ろ姿がとてもまぶしい。そして1曲目が始まった。またびっくりした。痛いほど研ぎ澄まされた少女特有の感性がポップに开花した初期チャットモンチーの代表曲代名词“ハナノユメ”だったのだ。メジャーデビュー?ミニアルバム『chatmonchy has come』の1曲目でもあるこの曲を皮切りに“ツマサキ”“DEMO、恋はサーカス”、そして武道馆の天井いっぱいに満天の星を演出した“惚たる蛍”、と初期の楽曲が続いてゆく。バンドにとっても、ファンにとっても、とても思い入れの深い楽曲たちだ。「えー、こんばんは、チャットモンチーです」というMCを挟んで、1stアルバム『耳鸣り』の楽曲へと进んでいく。“恋爱スピリッツ”や“ひとりだけ”といった楽曲が、武道馆规模でダイナミックに鸣らされる迫力に圧倒された。そう、この武道馆が感动的だったのは、いろいろな楽しい仕掛けはあるものの、つまるところ、オリジナリティー溢れる素晴らしい楽曲と、3人の演奏力だけで、満员の武道馆を堂々と圧倒していたことだった。